主にウエアに用いられる繊維素材の特徴 当店のアイテムでよく用いられる素材の一般的な特性についてまとめました。 ※ここで説明しているものは、それぞれ一般的なものになります。 取り扱い方法も、同じ素材でも商品によっては異なる場合がございます。 正確なお手入れ方法については必ず各アイテムの洗濯表示や取り扱い表示をご確認のうえ、必ずそれにしたがって行ってください。
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◆綿(コットン) |
日本の衣料素材の約4割を占める最もポピュラーな天然素材です。 保温性、吸湿性、吸水性に優れ、夏は涼しく冬は暖かく着られます。 柔らかく肌触りが良く取扱いも簡単なため、肌着、Tシャツ、Yシャツ、ジーンズなど幅広く使われています。 縮みやすくシワが出来やすいのが難点ですが、濡れると強度がアップするため洗濯や漂白は簡単です。
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◆ポリエステル |
ナイロン、アクリルと並ぶ三大合成繊維の一つです。 化学繊維のなかで最も多く生産されシャツやスポーツウエア、フリースなどに使われています。 丈夫で型くずれず速乾性が高いため扱いやすいです。 変色、虫害、薬品にも強いですが、静電気を帯びやすく耐熱性、通気性には劣ります。
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◆ポリウレタン |
ゴムのように伸縮性があり綿やポリエステルなどとの混紡で、水着、下着、パンツ、スカートなど幅広く使われています。 保湿性に優れシワになりにくいですが、熱、紫外線、薬品、カビ、摩擦などに弱く劣化します。 洗濯機で洗う場合はネットを使うなど取扱いには注意が必要です。
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◆レーヨン |
絹のようなしなやかさと光沢を持ち、他の繊維との混紡で洋服の裏地や下着などに使われています。 染色性、吸湿性、吸水性に優れていますが、水に濡れると強度が低くなり縮みやすくシワになりやすいのが難点です。 摩擦に弱く洗濯すると光沢や風合いが失われるので取扱いに注意が必要です。
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◆PU(フェイクレザー) |
生地の上にウレタン皮膜を塗布した構成のため、 同じ合皮でもPVCに比べて柔らかく弾力性があり、より本物の革に近い肌触りです。 PVCと同様、同じく撥水性があるので、天然の革に比べると雨や汚れに強く、お手入れも簡単です。
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◆ウール |
一般的に羊毛のことを言います。 保温性、吸湿性に優れとても暖かいので、セーターやコートなど冬物衣類や毛布に使われます。 伸縮性、弾力性にも優れているためシワになりにくく型崩れしにくいですが、摩擦に弱く虫やカビがつきやすいので取扱いには注意が必要です。
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◆アクリル |
ウールに近いソフトな風合いで暖かいのでセーターやニット、毛布、コートなどに使われています。 速乾性に優れ、軽くてシワになりにくく発色も良く薬品や虫、カビに強いですが、静電気が起きやすく毛玉も出来やすいのが難点です。 高温に弱いのでアイロンがけには注意が必要です。
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◆ナイロン |
薄くて軽いですが非常に丈夫で発色も良いためスポーツウエア、ジャンパー、ストッキングなどに使われています。 速乾性に優れ、シワになりにくく摩擦や薬品、虫害に強いですが、熱に弱く静電気が起きやすいのが難点です。
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◆麻 |
独特の風合いが魅力で夏用の衣服によく使われています。 通気性、吸湿性に優れ、丈夫なので長持ちします。 摩擦に弱くシワになりやすいため、麻100%より混紡の方が取扱いが簡単です
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バッグやベルトなどの服飾小物に用いられる素材の特徴 当店のアイテムでよく用いられる素材の一般的な特性についてまとめました。 ※ここで説明しているものは、それぞれ一般的なものになります。 取り扱い方法も、同じ素材でも商品によっては異なる場合がございます。 正確なお手入れ方法については必ず各アイテムの洗濯表示や取り扱い表示をご確認のうえ、必ずそれにしたがって行ってください。
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◇PU(フェイクレザー) |
生地の上にウレタン皮膜を塗布した構成のため、 同じ合皮でもPVCに比べて柔らかく弾力性があり、より本物の革に近い肌触りです。 PVCと同様、同じく撥水性があるので、天然の革に比べると雨や汚れに強く、お手入れも簡単です
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◇レザー(本革) |
動物の皮膚を使った天然素材のこと。 最もポピュラーなものは牛革です。 合皮には出せない独特の高級感があり、使い込むほどに艶や風合いが出てきてしっくりと手に馴染んでくるのが特長。 本革は水分を吸収して放出する特性を備えているので蒸れやすい靴などには最適な素材です。 長く愛用できる素材ですが、デリケートな面もあり、取り扱いを間違えると簡単に傷めてしまいます。 保管方法やお手入れ次第で持ちがまったく違ってきますので、以下のことを実践するようにしてください。
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◇エナメル |
エナメルは、ワニスと顔料を混合した塗料のこと。 本来は布地やレザー、ビニールの表面に張りつける塗膜のことですが、エナメル加工したアイテムを総称してエナメルと呼ばれることが多いです。 独特のつややかな光沢と硬質感が生み出され、素材の持つ色あいを鮮やかに引き出す加工方法です。 防水性にも優れています。
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◇スエード(スウェード) |
革の裏側をやすり等でベルベッド状に起毛したなめし革のこと。 毛足が短くてソフトなものほど上質とされています。 美しい色合いと滑らかな質感が人気のスエードですが、汚れを吸着しやすいという特性を持っています。 ブラッシングでこまめに汚れを落とし、あとは上の本革と同じようなお手入れを日ごろから行うように心がけてください。 織物や編物、不織布などの表面を細かく毛羽立たせて革に似せたものも、スエードまたはスエード調と呼ばれ、コットンスエードなど多くの種類があります
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◇キャンバス |
帆船の帆として主用されていた、太めの糸で織った厚地の布のこと(帆布)。 一般的には綿や麻などで目を粗く織った厚地の布のことを指します。
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◇麻 |
独特の風合いが魅力で夏用の衣服によく使われています。 通気性、吸湿性に優れ、丈夫なので長持ちします。 摩擦に弱くシワになりやすいため、麻100%より混紡の方が取扱いが簡単です。
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◇ステンレス |
10.5%以上のクロムを添加し非常にさびにくくなったものをステンレス鋼といいます。ステンレス鋼は耐食性以外にも 耐熱性・加工性・強度など優れた特性を備えています。意匠性にも優れ、メンテナンスが容易であることも大きな特徴です
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